小児メインの訪問看護ステーション開設への思い

子育て・療育目線の訪問看護ステーション」 開設にあたって

 

大学病院での小児科経験で感じたもの


小児科病棟には、生まれながらに病気を持ち、NICUで治療を経て小児科へ移る子たちもいます。
自宅に戻るにはまだまだ治療が必要な子たち。連日母親が面会に訪れて消灯まで一緒にいる姿もみてきました。面会から帰る時の寂しい表情も幾度となく見てきました。

― 生まれてから家族の住むわが家へ一度も戻れていない ー
― 早く一緒に自宅で過ごしたい ー

 

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生まれてから数年もの間、ずっと病院で過ごす子の母親の思いに触れたことがありました。

ただ、いざ退院の準備が始まると「私がちゃんとみられるかなぁ」「何か異常があったら気付けるかなぁ」「困ったことがあってもすぐに相談に乗ってもらえなくなっちゃう」など、母親の不安が大きくなっていくことも間近で感じたりすることもありました。

もっとも、医療的ケアがある児ではなおさらそういった不安感は強まるはずで、手技を何度も練習して習得したとしても不安は拭えなかったはずです。

同時に、毎日これらのケアを母親ひとりで担っていって、母親自身の時間はとれるのだろうか、という思いも浮かんできました。誰かがサポートに入ればだいぶ違うはず。そう考えました。ただ、簡単にいかない現状にも直面しました。

― 訪問看護ステーションが見つからない ―

 

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小児を看たことがあるスタッフがいない、またはほとんどいない。看る自信がない。
退院調整の際、実際に聞いた声。地域での受け皿の少なさを知りました。帰れる子たちがなかなか帰れない。思うようなサポートを母親が受けられない。これでは安心して退院なんて迎えられない。家族のサポートだってとても大切なことなのに。

お子さんの成長には父親・母親の関わりはとても大切です。子育てにあたり、色々と気を揉むことや不安に思うこと、辛く悲しいことだってあるかもしれません。病気や障がいを持ったお子さんであればなおのこと。できる限り安心して子育てをしていく環境を整えるためには、父親・母親を支える役割の存在も必要です。

 

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自宅に安心して帰れる環境
早く家族と一緒に過ごしたいと願う思い
子育てに対する支援
父親・母親の不安の軽減・支え

これらを叶えることは決して不可能だと思いません。経験者が集まれば、安心して過ごせる場を整えることができるはず。
まだまだその受け皿が整わない今、WADEWADE GROUPができることをしていこうと考え、子育て目線での訪問看護、より専門性の高いサービスを提供していこうと決意しました。

 

 

 

WADEWADE GROUP 統括マネージャー 川上智之

 

 

 

 

 

 

 

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